よしみな ブログ

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副業の原価計算 計算方法

今回は主に副業においての原価計算を解説していきます。

 

原価計算の必要性

原価計算が出来ない場合、副業によってどれだけの利益が上げられたのかがわかりません。

また、普通の社員としても、この仕事をすることで会社に対してどれだけの利益をもたらすのかの大枠を計算するのにも原価計算の手法はざっくり計算できたほうがいいと思います。

 

原価計算

売上・原価を計算することです。

今回はこの二つに分けるだけで大丈夫です。

厳密にはもっと細かく分かれますが、こと副業や一般社員として考える範疇としてはこの二つまでで大丈夫だと思います。

 

売上

販売した場合は販売した金額のこと。

契約した場合は契約金額のことを言います。(契約に関してはそれが長期に及ぶ場合、その長期に及ぶ原価も考えなければなりません。)

 

原価

売上を計上するまでにかかった費用のことです。

物を販売した場合は、物の材料費や輸送費など契約した場合は販売相手と商談を行うために使用した公共交通機関の料金(タクシーや電車などの料金)や長期契約の場合は今後契約履行のために対応した際に発生する費用などを織り込んだものが原価となります。

 

原価の種類
販売会社・製造会社の場合
本を販売した際は本を作るための材料費や作家さんに支払うための印税、本の宣伝に使用する広告費など販売するために使用した費用はすべて原価と考えて大丈夫です。
(厳密には違いますが、経理にて経営判断でも行うでもない限りは厳密に考えなくて大丈夫です。厳密な計算方法については別の記事にて解説します。)
副業の場合
(今回のメインはこちらになります。)
この作業を終わらせるのにどれだけの時間がかかったのか、その作業をするための環境を作るのにどれだけの費用などを原価と考えます。

 

 

売上の求め方

これは具体的に説明しませんが、イメージしやすいと思います。販売金額や契約金額、つまり収益のもらう金額が売上となります。

 

原価の求め方

具体的に数字を使用して解説します。(今回のメインはざっくり解説なので、ざっくりします。)

販売・製造会社の場合
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販売・製造会社の原価
とします。
今回の原価は360,000円になります。販売金額はこれ以上でないと利益が出ないということですね。費用が他にもないか考えるようにしてください。

 

副業の場合
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副業の原価
とします。
今回の場合は原価が320,000円となると考えられますが、環境整備費は次の副業の際にも使用できます。(一回きりの環境整備費の場合は全額が原価になりますが、次回以降も考えられるとします。)
10回出来るとしたら今回は30,000円分が原価となります。(遂行時間が変化する場合は遂行時間によって配分する額が変わってきたりします。
具体的には
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副業の原価(10回出来る場合)
上記のようになります。
受注費についても発生しない時もあると思いますので、その時は原価に計上せず金額が変わってくると思います。(今回はそこまでは行いません)
収益と環境整備費と受注費を差し引いた額が収益になります。ここから副業を時給換算することが出来ます。(本業としていくには時給も大切になってきますので、注意するようにしてください。)

 

まとめ
  • 売上は販売・契約金額のこと
  • 原価は売上を計上するためにかかる費用のこと
  • 売上と原価の差が収益になる

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。