【測量士試験】測量成果の品質評価・論理一貫性について《解説》
前回に続き、測量成果の品質評価・論理一貫性について解説していきます😊✨
2.論理一貫性・・・データの構造、属性及び関係の論理的な規則に対する整合性を表す品質要素
と書いてありますが、これだけじゃわからないですよね。
論理一貫性も完全性と同じで品質副要素にわけることができます。😲
論理一貫性は4つの品質副要素にわけることができで、わけることでイメージしやすくなると思います。
※これは全部についていえるではありません。今回は分けたほうがわかりやすいと思いますので、分けて解説します。
品質副要素
- 書式一貫性
- 概念一貫性
- 定義一貫性
- 位相一貫性
の4つです。
それでは、1つずつ説明します。(^^)
- 書式一貫性
- データの書式(フォーマット)が整っているかの評価。
- 概念一貫性
- 文書とデータの間に矛盾(ここにあるよ!って文書に書いてあるのにデータにはないとか…)があるかないかの評価。
- 定義一貫性
- 属性値(行政区画や都市計画)の範囲(領域)がどの程度忠実か(どこか開いていないか…行政区画範囲等は必ず線で囲まれるようになっているため、線(曲線・直線問わず)で囲まれている状態のことを閉じているという)の評価。
- 位相一貫性
- 文書として記録される地物の位相属性(位相を含む)の一貫性(大雑把に言えば山の隣に川がある!と文書に書いて本当は山の隣に村があって川があるといったようなこと。ここでは文書との違い!
※実際の地図においての位相の一貫性は位置正確度の中に入ってくる。
論理一貫性は以上の4つをまとめたものです。
※イメージとしては、書式が統一(書式に一貫性があるか)されているか、文書とデータの間に矛盾がないか(一貫性があるか)、閉じていないといけないものが閉じていないか(論理的に正しいか)、位相関係が正しいかといった感じです。
論理一貫性についての解説終了です。
品質要素3~5についてはまた後日行います。…(m´・ω・`)m ゴメン…
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ここまで読んでくださり、ありがとうございました。