資産の単利・複利運用
今回は資産の単利・複利運用とは何なのかを解説していきます。
単利運用とは、資産運用で使用する資本額を固定しておき、利息はそのまま受け取る方法を言います。(利息を収益として確定させる)
複利運用とは、資産運用で得た利益をそのまま投資に回すことで、資産を増やしていく方法になります。
言葉で解説してもわかりにくいと思いますので、具体的に解説していきます。
元手資産を10万円とします。
上記のようになります。
それぞれの違いを上げていきます。
単利運用の運用額は一年後も二年後も変わらず一定です。
利息を受取金額として、収益を確定しています。1年後の利息額と2年後の利息額は同額となっています。この利息額が複利運用と変わる部分になってきます。
複利運用の運用額は1年後の利息額を加えた金額が運用額になっています。
ですので、1年後の運用額は1年目の利息額(1,000円)も含めた金額が運用額になっており2年後の利息額が1年後の利息額より増加しています。(1,010円になっています。この10円の差が単利運用との差です。)
今回の例は小さい金利なので差が10円しかないのかと思う人もいるかもしれませんが、金利(年利)が大きくなると差が大きくなります。
単利運用・複利運用の違いで差が出ることは理解してもらえたと思います。それでは、金利(年利)が大きくなった状態で15年間続けたときにどうなるのかを下記に記載します。
上記を見てわかる通り15年後にはもらえる金額が大体倍近くの差があります。
合計利益金額のグラフも下記に示します。
このように複利運用の方が総資産額も多くなります。(株などで運用する場合リスクも高くなりますが、金利も高くなるので、複利運用の効果は絶大ということです。)
株式・投資信託で運用する場合、長期運用するとリスクも高まりますし、利息が一定で回収できる可能性もリスクに含まれます。
以上です。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。